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2022.08.31

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 お久しぶりです。前回の更新から10ヶ月ぶりですね。

 ひとまず、すみませんでした。メンバー一同コロナに罹りまして、何本もライブとばしてしまいました。関係者各位、ライヴハウス、対バンのみなさん、特にSIX LOUNGE、そして何より見に来てくれるはずやったみんな、ごめんなさい。

 w.o.d.メンバーは、近松周年ワンマンの2日前まで、毎日のようにスタジオでリハやってたんやけど、誰かがどっかで貰ってきたウイルスがスタジオの密閉空間で広がってしもたんやろか。俺はライブ前日に発症して、陽性でした。想像してた5倍くらいしんどかった。咳止まらんし喉痛いしで、治ってから歌えんのか心配なって、ネブライザーなるものを買いました。吸入器というやつ。B’zの稲葉さんが使ってんねやったら間違いないやろと思って同じやつにした。喉は元通りになりました。ケンも元良君も元気です。これからは本当に健康に気をつけようと思った(n回目)。

 いろんな意味で、スーパーつらかった。これからがんばります。公演の振り替えに関しては協議中やけど、SNSとかでアナウンスされると思うからちょっと待っててね。

 療養期間があけて、リハビリがてら日々スタジオに入ったりしてたんやけど、機会があっていろんなフェスやライブを観に行った。療養明けで体力的にはキツかったけど、みんな最高なライブしてて精神的に元気になった。サスフォーとか、BREIMEN祥太とか、友達に会えたのも元気もらったな。

 サマソニ1日目にも行って、いろんなミュージシャンが最高やったんやけど、特にモーネスキンのライブはグッときた(ライブ観て以降「モーネスキン」呼びしてる)。音源だけ聴く分には個人的にはあんまりピンとこなかったけど、ライブがかなり良かったな。ライブ前のフリで「ロックンロールの救世主!」みたいなこと言われてたけど、マジでロックンロールの救世主かもと思った。同期とかで重ねてる音も無さそうやったし、由緒正しきロックのライブをしてる感じが痺れた。あとあの見た目で23歳とかマジかよ。

 同期、ってのは同期演奏のことで、元々収録済みの生演奏以外の音を同時に再生しながらライブで演奏すること。これは別に駄目なことではなくて、打ち込み特有の音を出したり、バンドの人数じゃ演奏するのに足りない楽器を鳴らしたり、SE的な音とか、簡単に呼べない管楽器のを鳴らしたりするのに、同期音源を再生しながら、それに合わせて演奏したりする。サマソニのBEABADOOBEEとかThe 1975とかも同期は使ってたと思うけど、The 1975最高だったな。マシューの煙草カッコ良すぎたよね・・・。

 でもやっぱ同期なしのライブはより生々しくて、グッときた。モーネスキン観ててツェッペリンを感じた。由緒正しきロックのアイデンティティを見られた気がした。カッコよかったぜ。

 話は変わって、TVの音楽番組とかには、当て振りってやつがある。歌含めた全部、あるいはメインボーカル以外のコーラスや楽器の、すでにレコーディングとかで録音済みの音源を流すやつ。週一放送の収録の都合で、生演奏やと準備や編集が大変だとかで、当たり前というかよくあることらしい。アルバムやバンドの宣伝上、俺らも歌うだけの感じで今後そういうのに出ていくこともあるらしく、レコーディングの時にボーカルだけ抜いてミックスした音源も作ってある。いつかグラストンベリーでライブしたいから頑張るけど、俺は生演奏したい。歌だけでももちろんがんばるけどね。コロナで配信ライブしたことあるから、週一で撮影・録音・編集等諸々、ってやるのがめっっっちゃ大変であろうことはすげーよく分かるし。いつか、出るなら生演奏の番組だけ、みたいになれるよう頑張りたいと思います。

 てかMVって基本当て振りというか、映像を含めた作品、を作るのが目的やから生演奏することってあんまりないんやけど、例外もあって、The Strokesのこれとか絶妙にかっこいいよね。俺らもやりたい。ロックの魅力はライブにあり!

 そういえば、このあいだBUMP OF CHICKENのみなさんにお会いする機会があった。兄ちゃんの影響もあって中学生、というか小学校高学年くらいからBUMPのファンやから、めちゃくちゃ緊張したしめちゃくちゃ嬉しかった。実際に会ったBUMPのみなさんは、ラジオ(ポンツカ)の向こう側でわちゃわちゃ喋ってるメンバーそのもので、本当にいい人たちで嬉しかった。そんなことがあったから、なんとなく憧れの存在に近づけたような気がしていたんやけど、今年のROCK IN JAPANのフェスでのライブを観て、それがあまりに良くて、藤くんの言葉も真っ直ぐでシンプルなんやけど、とても深い洞察のもとにあって、まだまだ遠い存在なんやなと思った。と同時に、俺は俺なりに、これからも楽しんで音楽をやれたらいいな、とも思った。

そんなこんなで、これからアルバムも出るし、やりすぎなくらいライブやると思います。まだまだ状況は芳しくないけど、突っ立っていたってどうしようもないし、混沌の中で踊ろうぜ。またね。